ツバメ

ツバメは、夏鳥として日本に繁殖しに飛来するスズメ目ツバメ科に分類される鳥類です。

小浜島では、別種のリュウキュウツバメが留鳥として生息しているため、識別には注意したいところです。

ツバメの画像

右向きのツバメの画像
ツバメは雌雄ほぼ同色。オスの方が尾羽が長いです
左向きのツバメの画像
ツバメとリュウキュウツバメを見比べた画像
左:ツバメ、右:リュウキュウツバメ。尾羽が長くなるのがツバメで、エビの尻尾みたいな形をしているのがリュウキュウツバメ。首を囲む黒い羽もツバメの特徴です

ツバメの鳴き声

ツバメは、「チュピチュクイ ジュビッチュイ ツイチリリリィジュイーッ」などと長く複雑にさえずります。

このさえずりは、「土食って虫食って渋ーい」と聞こえると言われています。

地鳴きは、「チュビッ」などと飛びながら鳴きます。

沖縄「小浜島」でのツバメ

アスファルトをスレスレで飛ぶツバメの画像

小浜島のツバメは、3月頃から飛来し始め、5月には数が少なくなり8月下旬に再び戻ってきます。
その後、12月頃まで見られ、1〜2月は少数が見られます。

小浜島のツバメは群れで飛来する為、1〜2月に数が減ると、パッと見ではツバメかリュウキュウツバメかの判断が難しくなります。
なので、1〜2月の記録は曖昧な部分もありました。

ツバメは牧場やゴルフ場、高台の車道付近など島の広範囲で見られました。
島で繁殖する事はない為、子育ては観察できませんでしたが、今年生まれた幼鳥や若鳥らしき存在が確認できました。

会える時期

小浜島でのツバメの観察記録
4月5月6月7月8月9月
下旬◎
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

ツバメの図鑑情報

牧草地を飛ぶツバメの画像
図鑑情報
種名ツバメ
サイズ/体重全長約17cm(翼開長約32cm)/約12〜20g
英名Barn Swallow
分類スズメ目/ツバメ科/ツバメ属
学名Hirundo rustica
漢字
時期北海道から種子島:夏鳥
南西諸島:旅鳥
本州以南:少数が越冬
分布繁殖地:北半球
越冬地:日本で繁殖するツバメの主な越冬地は、台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島など
環境平地から山地の農耕地、牧草地、河川、湖沼などの開けた環境
行動繁殖期はつがいで、非繁殖期は群れで生活する。

比較的低空を飛び回って、飛んでいる昆虫類をとる。
軒や電線などにとまって休息する。

建造物に泥と枯れ草に唾液を混ぜてお椀型の巣を作る。
。産卵期は4〜7月頃。3〜7個の卵を産み、主にメスが抱卵する。
抱卵日数は13〜17日で、巣内での育雛日数は20〜24日。
巣立ち後の雛は、しばらくの間親鳥についてまわり、電線などにとまって給餌を受ける。

繁殖が終わった個体や幼鳥は、一定のヨシ原などをねぐらとする。

ツバメの動画

小浜島の行き方
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