カツオドリ

カツオドリは、島々で繁殖し、島の周辺海域で見られるカツオドリ目カツオドリ科に分類される鳥類です。

近年は、生息域が北上傾向にあり、東北の日本海側での観察例が増えています。

カツオドリの画像

飛翔するカツオドリの後ろ姿の画像
カツオドリは雌雄ほぼ同色。石垣-小浜間の航路中、空を飛んでいったカツオドリ
西表島、大原航路の航路標識で休んでいたカツオドリの画像
西表島大原航路で休んでいたカツオドリ

カツオドリの鳴き声

カツオドリは、繁殖期に「グウォウォー」「ゴワ ゴワ」などとカワウに似た声で鳴きます。

1羽でいる時はほとんど鳴かず、数羽の時や繁殖期に入ると、大きな声で鳴きます。

沖縄「小浜島」でのカツオドリ

アジサシ達と航路標識で休むカツオドリのブレた画像
船が進みながら、航路標識にいるかもしれないカツオドリを撮影するのは、なかなかに困難です

小浜島のカツオドリは、島内で見られることは、ほぼないです。

カツオドリが見られるのは、石垣ー小浜間の航路。
八重山諸島を行き来する船の移動の最中に、飛んでいる姿や航路標識で休んでいる姿を稀に観察できます。

航路での観察は、小浜島行きだけではなく、西表島行きや黒島行き、竹富行きなど、とにかく船移動の最中ならチャンスがあると思われます。

特に9月の繁殖期後には、幼鳥がアジサシに紛れた航路標識にとまっていたりするので、意外と狙い目な季節かもです。

カツオドリの繁殖は小浜島だと、西表島の南西約16kmほどの仲御神島が1番近く、ダイビングクルーズの相乗りという形で、近くまで行ける機会があります。

会える時期

小浜島でのカツオドリの観察記録
4月5月6月7月8月9月
西表航路
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

カツオドリの図鑑情報

図鑑情報
種名カツオドリ
サイズ/体重全長約64〜74cm(翼開長約132〜150cm)/約1.3kg
英名Brown Booby
分類カツオドリ目/カツオドリ科/カツオドリ属
学名Sula leucogaster
漢字鰹鳥
時期留鳥または漂鳥。
九州南部沿岸:少数が冬季にも生息
分布熱帯や亜熱帯の海洋。
日本の繁殖地:伊豆諸島、小笠原諸島、草垣諸島、硫黄列島、トカラ列島、仲御神島、尖閣諸島
環境海域
行動海上を飛び回り、岩場などにとまって休息する。

魚類やイカなどを見つけると、比較的高いところから翼を後方にのばすようにして急降下し、水中に飛び込んでとらえる。

また、漁船の近くで低空飛行をしながら食べ物を探すこともある。

カツオドリの動画

小浜島の行き方
おすすめの記事