野鳥と会いに小浜島にやってきた管理人が作った「小浜島 自然散策マップ」です。
野鳥中心になりますが、小浜島への自然散策を楽しむ手助けになれば幸いです。
※当マップは、竹富町観光協会などの施設とは一切関係なく、個人制作によるものです。
目次
小浜島の自然散策マップ
野鳥中心に小浜島で会える生き物をマップで紹介しています。
各生き物の情報は個別ページで解説しています。
マップの区分けは、実際に散策してみての歩きやすさを重視してみました。
A)コーキ原のガジュマル群落〜大岳エリア
B)シュガーロード周辺の農耕地
C)つんつくビーチエリア
D)見晴らしのいい農耕地と湿地
E)石長田海岸(マングローブ林)
F)リゾートホテルエリア
G)細崎集落エリア
A)コーキ原のガジュマル群落〜大岳エリア
島を一望できる展望台がある「大岳」と「西大岳」から「コーキ原(バル)のガジュマル群落」で自然散策するエリアです。
大岳:急勾配な階段。昼間でも暗い道
西大岳:舗装された道から比較的緩やかな階段
コーキ原のガジュマル群落:夏以外は放置されている?草が刈られていないと、観察が困難
4月中旬〜5月の夜に行けば、リュウキュウアオバズクが木のてっぺんで鳴き、リュウキュウコノハズクが森の中で鳴き、クロイワボタルが光る幻想的な夜の森を体験できます。
【留鳥】リュウキュウメジロ、イシガキヒヨドリ、オサハシブトガラス、リュウキュウキビタキ、キンバト、キジバト、インドクジャク、リュウキュウサンショウクイ、アマサギ、チュウサギ、リュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、ズグロミゾゴイ、リュウキュウツバメ
【夏鳥】リュウキュウアカショウビン、リュウキュウサンコウチョウ
【冬鳥】ムシクイ類、ツグミ、アカハラ、シロハラ、サシバ、チョウゲンボウ、カンムリワシ
【旅鳥】ツバメ、エゾビタキ、アカハラダカ、ノスリ
【コーキ原のガジュマル群落〜大岳エリアの詳細ページはこちらから】
B)シュガーロード周辺の農耕地
小浜島の有名観光地シュガーロードは、サトウキビ畑が広がる農耕地エリアです。
シュガーロードを抜けると、集落があり、生活の主要な道の一つになっています。
シュガーロード周辺のポイントは以下の通りです↓
◼️牧場:シュガーロードとはいうものの、牧草地が広がり牧場も3つほどあるので、モーモーロードと感じる観光客多数?
◼️トゥマールビーチ:焼肉屋「やらます」からビーチに抜ける道があります
◼️田んぼ:小学校の裏手を大岳方面に抜けると、小浜島で数少ない田んぼが広がります(3月〜)収穫時期を過ぎると次の季節まで雑草地になります。
【留鳥】アマサギ、チュウサギ、セッカ、ムラサキサギ、キジバト、カルガモ、リュウキュウツミ、シロガシラ、リュウキュウヨシゴイ、シロハラクイナ、オサハシブトガラス
【旅鳥】ノビタキ、ムシクイ類、ムナグロ、ツメナガセキレイ、ツバメチドリ、クロハラアジサシ、タヒバリ、ハリオシギ、タカブシギ、セイタカシギ、タゲリ、ヒバリシギ
【冬鳥】シマアカモズ、ムクドリ、カラムクドリ、ギンムクドリ、ホシムクドリ、ツバメ、チョウゲンボウ、サシバ、ツグミ、タシギ、カンムリワシ
【漂鳥】カタグロトビ
C)つんつくビーチエリア
つんつくビーチエリアにはビーチエリアと海岸林の向こうに広がる農耕地エリアの2つがあります。
◼️ビーチエリア:干潮時にはシギ•チドリ類が多く見られる。たまに珍しい鳥さんにも会える。クロサギの黒色型にも白色型にも会える
◼️農耕地エリア:海岸林には、リュウキュウアオバズクやリュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビン、リュウキュウサンコウチョウ、カンムリワシ、ズグロミゾゴイなどに会えるが、手入れがほとんどされていないので、草をかき分ける必要があります。
【留鳥】リュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、ズグロミゾゴイ、リュウキュウメジロ、イシガキヒヨドリ、チュウダイズアカアオバト、リュウキュウキジバト、シロハラクイナ、リュウキュウツミ、クロサギ、チュウサギ、コサギ、ムラサキサギ、スズメ、シロガシラ、ミフウズラ、オサハシブトガラス
【夏鳥】リュウキュウアカショウビン、リュウキュウサンコウチョウ、オオアジサシ
【旅鳥】キョウジョシギ、シロチドリ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、キアシシギ、アオアシシギ、ダイゼン、ムナグロ、タゲリ、ソリハシシギ、トウネン、アカガシラサギ
【冬鳥】アオサギ、タシギ、ムクドリ、カラムクドリ、ギンムクドリ、ノゴマ、シマアカモズ、ジョウビタキ、コサギ、チョウセンウグイス、ミサゴ、イソシギ、キセキレイ
【迷鳥】オオグンカンドリ
D)見晴らしのいい農耕地と湿地
少し高い場所にある農耕地エリア。奥に小浜ブルーの海が広がり、景色がすごくいい場所です。
奥に海岸林も広がっていますが、立ち入る隙がないので、木々の中を好む野鳥の観察には適していないエリアです。
広い湿地も草が深くて、野鳥がいても、姿を見ることさえも難しい感じでした。
【留鳥】ムラサキサギ、スズメ、リュウキュウキジバト、チュウダイズアカアオバト、オサハシブトガラス、セッカ、リュウキュウツミ、リュウキュウメジロ、イシガキヒヨドリ
【旅鳥】ツメナガセキレイ、ムナグロ、ツバメチドリ
【冬鳥】カワウ、カンムリワシ、ジョウビタキ、シマアカモズ
E)石長田海岸(マングローブ林)
小浜島唯一のマングローブ林。
干潮時はボート乗り場から干潟を歩いて野鳥に近づけます。(靴が濡れますが…)
反対側の湿地帯も野鳥との距離が近いポイントですが、近過ぎて人の気配を感じるとすぐに隠れたり飛んだりしがちな場所です。
【留鳥】リュウキュウメジロ、リュウキュウヨシゴイ、イシガキヒヨドリ、ゴイサギ、コサギ
【旅鳥】クロツラヘラサギ、チュウシャクシギ、アカアシシギ、ダイゼン、キアシシギ、ハリオシギ、アオアシシギ、ムシクイ類
【夏鳥】リュウキュウアカショウビン
【冬鳥】イソシギ、カンムリワシ、シロハラ
F)リゾートホテルエリア
宿泊者以外は立ち入り禁止になっています。
はいむるぶしは敷地面積が広いので、生き物との出会いは多そうですが…
星野リゾートのリゾナーレ小浜島でも、リュウキュウアカショウビンを目の前で見れたりするので、宿泊者の方はぜひ施設内を散策してみてください。ゴルフ場が併設されていて、小さな池がいくつもあるので、そこでも野鳥に会えるチャンスがあります。
インドクジャクはゴルフ場の芝生を闊歩していて、遭遇率は100%です。
【留鳥】リュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、オオクイナ、シロハラクイナ、リュウキュウヨシゴイ、リュウキュウメジロ、イシガキヒヨドリ、オサハシブトガラス、リュウキュウキジバト、チュウダイズアカアオバト、キンバト、ズグロミゾゴイ、リュウキュウツバメ、バン
【旅鳥】クロハラアジサシ、ムナグロ、ハクセキレイ、ムシクイ類、コサメビタキ、ハシビロガモ、メジロガモ
【夏鳥】リュウキュウアカショウビン、リュウキュウサンコウチョウ
【冬鳥】カワウ、サシバ、シマアカモズ、ムクドリ、カラムクドリ、シロハラ、アカハラ、オオバン、カイツブリ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カワセミ
【迷鳥】ミドリカラスモドキ
G)細崎集落エリア
マンタの展望台がある細崎集落(くばさきしゅうらく)です。
小さな港と家屋があるこじんまりとした島の人々の居住エリアです。
野鳥に関して言えば、人の生活圏でも平気な鳥さん達が多かったです。
エリグロアジサシが繁殖する軍艦岩に最も近い場所なので、夏は一度は訪れたい場所です。
【留鳥】リュウキュウメジロ、リュウキュウツバメ、リュウキュウキジバト
【旅鳥】ハクセキレイ、ツバメ
【夏鳥】エリグロアジサシ
【冬鳥】キセキレイ、イソシギ、カラムクドリ、ギンムクドリ、チョウセンウグイス
小浜島自然散策マップA4サイズ
※小浜島へは、飛行機で石垣島に来て、フェリーで小浜島へ向かいます。
航空券とホテルをセットで予約して、お手軽に旅行プランを立ててください。
小浜島での滞在パターン
小浜島での滞在パターンは、大きく分けて2つあります。
以下で、パターンごとの自然散策について紹介しています↓
- 小浜島へ日帰り
- 小浜島で宿泊
1、小浜島へ日帰り
がっつり自然散策するなら、1番早い船で小浜島に来て、1番遅い船で帰るのがオススメです。
要所要所のポイントを押さえて、季節にもよりますが、運が良ければカンムリワシやリュウキュウアカショウビンにも会えるかも!?
(小浜島へのフェリー運行情報は、以下でご確認ください。また最新のフェリー情報は、各会社のホームページにてご確認ください。)
2、小浜島で宿泊
小浜島にある民宿やホテルに泊まって、数日かけて自然散策するパターンです。
数日かけて散策することで、野鳥との出会いが多くなります。
宿泊することで、野鳥が賑やかな早朝から自然散策できるのもいいですね。
繁殖期には、リュウキュウコノハズクの鳴き声を聴きつつ、リュウキュウアカショウビンの鳴き声も聴こえてくる贅沢な時間を過ごすことができます!
運が良ければ、目の前にリュウキュウアカショウビンがやってきて、目の前でさえずってくれるかもです!(姿が見れることは稀ですが…)
※小浜島へは、飛行機で石垣島に来て、フェリーで小浜島へ向かいます。
航空券とホテルをセットで予約して、お手軽に旅行プランを立ててください。
八重山観光フェリーの乗船情報
時刻表
八重山観光フェリーの時刻表 | |
---|---|
石垣発 | 小浜発 |
07:30 | 08:10 |
09:00 | 09:40 |
10:30 | 11:10 |
13:00 | 13:40 |
15:00 | 15:40 |
17:15 | 17:50 |
運賃
八重山観光フェリーの運賃 | ||||
---|---|---|---|---|
航路 | 片道(大人) | 往復(大人) | 片道(小人) | 往復(小人) |
石垣-小浜 | 1,560 | 3,020 | 790 | 1,520 |
※ 大人は中学生以上・小人は小学生。
幼児は大人1名につき1名膝上無料それ以上は小人扱いとなります。
★最新情報は八重山観光フェリー公式ホームページでご確認ください。
安永観光の乗船情報
時刻表
安永観光の時刻表 | |
---|---|
石垣発 | 小浜発 |
09:10 | 09:50 |
ー | 14:40(竹富経由) |
14:40 | 15:20(竹富経由) |
16:10 | 16:50 |
運賃
安永観光の運賃 | ||||
---|---|---|---|---|
航路 | 片道(大人) | 往復(大人) | 片道(小人) | 往復(小人) |
石垣-小浜 | 1,560 | 3,020 | 790 | 1,520 |
※障がい者割引 | 1,020 | 2,040 |
※中学生以上は大人料金、小学生は小人料金になります。
※未就学のお子様(幼児)は、大人1名様に対して1名様ひざ上でのご乗船であれば無賃になりますが、お席をご用意する場合は小人料金となります。
★最新情報は安永観光公式ホームページでご確認ください。