ツメナガセキレイ

ツメナガセキレイは、沖縄県で冬鳥として飛来するスズメ目セキレイ科の鳥類です。

キセキレイによく似た姿をしていますが、眉が黄色で喉も黄色なのが特徴です。(顔だけ見るとキビタキのような顔立ち)

ただツメナガセキレイには眉が白かったり無かったり、いくつかの亜種が確認されています。
どの亜種も喉が黄色いのでポイントとして押さえておきたいです。
(キセキレイは繁殖期のオスは黒、冬羽や若い個体では、白〜薄い黄色の事が多い)

ツメナガセキレイの画像

ツメナガセキレイの成鳥の画像
図鑑では雌雄同色とあるが、オスは体上面の灰色味が少ないとされている
ツメナガセキレイの幼鳥
ツメナガセキレイの幼鳥。少し姿の違う亜種も見られるツメナガセキレイだが、幼鳥だと亜種の野外識別はできない。
ツメナガセキレイとキセキレイを見比べた画像
左:ツメナガセキレイ、右:キセキレイ。ツメナガセキレイは全体的に黄色味が強い。喉も黄色。

ツメナガセキレイの鳴き声

ツメナガセキレイの地鳴きは「ピウ」「ッウィ」「ピユー」などと地上で鳴きますが、飛び立つ時にもよく鳴きます。
繁殖地では少し丈の高い草などにとまり、ゆっくりしたテンポで「ピイ ジュ ッウィ ッウィ ジュッ…」と地鳴きを組み合わせたようなさえずりをします。

地鳴き1音

地鳴き2音

飛び立つ時の鳴き声

沖縄「小浜島」でのツメナガセキレイ

浜辺にはえた木から飛び立つツメナガセキレイ

小浜島のツメナガセキレイは、旅鳥として春と秋に飛来しています。
春は4月下旬〜5月上旬、秋は9月から10月頃まで。(現在調査中で、9月〜5月上旬まで見られる可能性もあります。)
春は夏羽ですが、9月は幼鳥が多いです。

小浜島には9月頃からキセキレイも多く、肉眼では間違えることも多いですが…
ツメナガセキレイは基本的に隠れるように採食していて、キセキレイは開けた場所で行動していることが多いです。(カメラや双眼鏡で確認すると、キセキレイとは違う姿で識別は簡単だと思います。)

草陰に隠れて採食するツメナガセキレイの幼鳥
開けた場所にも出てくるが、隠れながら行動していたり、人が近づくとすぐに飛んで距離をとる

もちろん、ツメナガセキレイも開けた場所に出てくる事はありますが、キセキレイほど開けた場所を歩き回ったりせず、すぐに茂みに移動したり飛び去ったりします。

行動自体はキセキレイやハクセキレイと変わらない印象です。

小浜島のツメナガセキレイは、牧草地の背丈の低い草と高い草が入り混じった場所や、畦近くのぬかるんだ場所、牧場近くの牛糞置き場、干潟で見られます。

つんつくビーチでは干潮時に岩場に降り立つツメナガセキレイがよく見られます。

会える時期

小浜島でのツメナガセキレイの観察記録
4月5月6月7月8月9月
下旬⚪︎上旬⚪︎⚪︎
10月11月12月1月2月3月
⚪︎
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

ツメナガセキレイの図鑑情報

干潮時の岩場に降り立ったツメナガセキレイの幼鳥
図鑑情報
種名ツメナガセキレイ
サイズ/体重全長約17cm/約18g
英名Yellow Wagtail
分類スズメ目/セキレイ科/ハクセキレイ属
日本には5亜種の記録がある。(キタツメナガセキレイ、シベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ、ツメナガセキレイ、カオジロツメナガセキレイ)
学名Motacilla flava
漢字爪長鶺鴒
時期沖縄県では冬鳥。
北海道では夏鳥で、他の地域では旅鳥。
分布ユーラシア大陸中緯度地方以北、アラスカ、北海道で繁殖し、
アフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシア、沖縄などで越冬する。
環境農耕地、草地、裸地、草原など
行動非繁殖期は1羽か小群で行動する。
ハクセキレイやキセキレイと同じく尾羽を上下に振りながら歩き回り、昆虫類やクモ類をとる。また飛んでいる昆虫類を空中でとることもある。
繁殖地では草原や草の生えた湿地の中に営巣するが、道路や草丈の低い場所によく出て採食する。

ツメナガセキレイの動画

小浜島の行き方
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