ウズラシギ

ウズラシギは、旅鳥として水田や干潟などに飛来するチドリ目シギ科の鳥類です。

似ている鳥さんにはアメリカウズラシギがいます。

ウズラシギの画像

浜辺に打ち上げられた海藻類から採食するウズラシギの画像
ウズラシギの幼鳥。白い眉斑が太くハッキリしている
キョウジョシギを背にするウズラシギの画像
手前:ウズラシギ(全長21.5cm)と奥:キョウジョシギ(全長22cm)

ウズラシギの鳴き声

ウズラシギは「ピリリ」と鳴きます。

繁殖地では大きな声で「ブリッ ブリッ ブリッ」「ブリリリ…」と鳴いてディスプレイをする。

沖縄「小浜島」でのウズラシギ

水浴びするウズラシギの画像

小浜島のウズラシギは、ゴルフ場の池の干上がった場所や波に打ち上げられた海藻の積もった場所で見られました。

観察できたのは、群れではなく1羽でいる時のみでした。

同個体かは不明でしたが、10月下旬から11月上旬に見られたので、滞在期間または飛来時期は2週間程度となりました。

会える時期

小浜島でのウズラシギの観察記録
4月5月6月7月8月9月
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

ウズラシギの図鑑情報

水辺に立つウズラシギの画像
図鑑情報
種名ウズラシギ
サイズ/体重全長約21.5cm(翼開長約43cm)/約80g
英名Sharp-tailed Sandpiper
分類チドリ目/シギ科/オバシギ属
学名Calidris acuminata
漢字鶉鷸
時期旅鳥
分布ユーラシア大陸北東部のツンドラ地帯で繁殖し、ニューギニアからオーストラリアで越冬する
環境水田、湿地、埋立地、ハス田、干潟など
行動1羽か数羽の小群でいる事が多いが、100羽以上の群れで観察された事もある。近年は昔ほど数は多くない。

採食は浅い水の中や水際を歩き回り、貝類、甲殻類、昆虫類の幼虫などをとる。

春の渡りの時期は雌雄が共に行動し、オスがメスを追うように翼を下げ、尾羽を上げる求愛ディスプレイのような動作を行う事がよくある。

ウズラシギの動画

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