
野鳥に会いに小浜島へ。
沖縄の小浜島では、アカショウビンのさえずりで目覚める贅沢な時間が流れています。
そんな小浜島滞在も、5月22日で2ヶ月経過!
小浜島への長期滞在は、リゾートバイトという労働力を対価に、食費以外は無料で実現しています。
リゾートバイトのお仕事については、別記事でお話しするとして…
ここでは、小浜島野鳥調査の経過報告をしていきます。
小浜島野鳥調査記録2ヶ月目

ゴールデンウィークが過ぎた小浜島、観光客の皆さんは落ち着きましたが、野鳥たちは賑やかさを増しています。
夜はどこもかしこもリュウキュウコノハズクの鳴き声がしていたと思ったら、5月中旬には少し落ち着きを見せ、リュウキュウアオバズクの鳴き声やシロハラクイナの鳴き声の主張が激しい日がチラホラ出てくるようになりました。
リュウキュウアカショウビンも初旬はよく鳴いていましたが、つがい形成が終わり繁殖行動に入ったのか、グッとさえずる頻度は下がったように感じます。
それでも、新しくやってきた個体なのか、まだ相手を見つけられていない個体なのかが、早朝によく鳴いていて、早朝にアカショウビンの鳴き声が聞こえないなんて日はほとんどない状況です。(天気が悪いと、ヒヨドリとカラス、メジロ以外は全体的に静かです。)
オサハシブトガラスの子育て

鳥たちの子育てに関しては、あまり深入りしてはいけないと思い、探すのを控えていますが、オサハシブトガラスは探さずとも視界に入る場所に巣を構えていて、毎日人間を警戒しています。
歩いていると、後ろから蹴られる勢いで迫ってくることもあり…
離島でも、カラスにご注意を…と言った状態です。
人目につくところに巣を構えているのだから、人の存在を利用しているのかと思ったら、そうではなく寧ろめっちゃ警戒してくるカラスの不思議。
利用はするけど、警戒対象なのは変わらないという事なんでしょうか。
離島でもカルガモのヒナがいました

他には、1度だけカルガモがヒナを連れていたのを見ましたが、写真には撮れず…
ですが、カルガモが離島で子育てしているのがわかっただけでも成果ですかね。
ただそれ以降は、なかなか出会えず…リュウキュウアカショウビンの方が出会いが多い不思議な感覚に陥っています。
そうして、リュウキュウアカショウビンのさえずりを追いかけていると、チラホラ林からリュウキュウサンコウチョウのさえずりも聴こえてくるようになり…南西諸島も夏鳥で賑わってきました。
5月にして台風が来る八重山諸島
ですが、5月下旬、南西諸島には早くも大型台風の足音が聞こえていて、野鳥たちに自然の猛威が降り掛かろうとしています。
数日ごとに進路の変わる台風ですが、日に日に小浜島もヤバいかもなんて言われ始めている今日この頃。
本州の台風と比べると、桁違いの威力と言われ…ちょっと怖さも感じつつ…
台風がどこまで野鳥たちに影響が出るのかも心配です。
でも、野鳥たちはきっと大丈夫。
だって沖縄の生活に慣れている子達だから。
台風だって、いつもの事って、感じてますよね。