ハマシギ

ハマシギは、チドリ目シギ科に分類される鳥類です。

繁殖の時の夏羽の姿はお腹が黒く、シギの中でも特徴的ですが、完全な冬羽の時は黒い羽が見られなくなるので、判別には他の特徴も押さえたい鳥さんです。

ハマシギの画像

小浜港で休んでいたハマシギ
小浜港でシロチドリに混じって休んでいたハマシギ。遠くてハッキリとはわかりませんが、くちばしが長めで下向きな点、シロチドリ(17cm)より大きい点(21cm)からハマシギと判別

ハマシギの鳴き声

ハマシギは「ジュール」「ビリーッ」「プイプイプイ」と鳴きます。
繁殖地では「ジュジュジュ…」と鳴いてディスプレイをします。

沖縄「小浜島」でのハマシギ

防波堤で休むシギ•チドリ類の群れ
満潮時の防波堤では、シギ•チドリ類が休んでいました。(撮影時期:2月)

小浜島のハマシギは、小浜港の防波堤で休んでいる姿を1度だけ確認できました。

港の防波堤では満潮時に、シロチドリやキョウジョシギ、セイタカシギやユリカモメも休んでいた事があったので、野鳥達の貴重な場所になっている印象でした(飛来頻度は少ないです)

港から防波堤までは距離があり、ハマシギもカメラで確認して、ようやくシロチドリの群れの中から見つけられました。

ハマシギは満潮時の防波堤で休んでいた事から、防波堤を毎日確認できれば、もう少し出会いの頻度は上がると思います。

ただ干潮時は、観察時期の2月には小浜島の浜辺で見られる事がなかったので、
もっと別の浜辺で活動しているのか?小浜島から離れているのか?ただ単に小浜港の防波堤が休息場になっているだけの可能性がありました。

会える時期

小浜島でのハマシギの観察記録
4月5月6月7月8月9月
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

ハマシギの図鑑情報

図鑑情報
種名ハマシギ
サイズ/体重全長約21cm(翼開長約37cm)/約52g
英名Dunlin
分類チドリ目/シギ科/オバシギ属
学名Calidris alpina
漢字浜鷸
時期旅鳥または冬鳥
分布繁殖地:ユーラシア大陸と北アメリカの北極海沿岸のツンドラ地帯
越冬地:中国南部、中東、地中海沿岸、アフリカ西海岸、北アメリカの東海岸・西海岸
環境干潟、河口、砂浜、埋立地、水田など
行動ふつうは群れで行動し、多い群れは1,000羽を越す。

干潟、海岸の砂泥地や岩の上を忙しく動き回って、貝類、ゴカイ類などをとる。また、淡水域でも浅い水の中に入って陸生貝類や甲殻類、ミミズ類、昆虫類の幼虫などをとる

ハマシギの動画

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