ジョウビタキは、冬鳥として飛来するスズメ目ヒタキ科の鳥類です。
開けたところを好み、庭の柵などにもとまります。
冬は人の生活圏に近い場所で生活する事から、野鳥観察をしていなくても会う機会の多い鳥さんです。
ジョウビタキの画像
ジョウビタキの鳴き声
ジョウビタキは、「ヒンッ」や「カッ」と鳴き、渡来直後は縄張り主張の為に特によく鳴きます。
春先には、複雑で綺麗な声で、ぐぜり鳴く事もあります。
沖縄「小浜島」でのジョウビタキ
小浜島のジョウビタキは、集落周辺やホテル周辺、サトウキビ畑に飛来していました。
本州の越冬地のように、同じ場所で毎日会えるかと言えば、そんな事はなく…
1週間の中で1回会えるかなと言った感じでした。(個体数が少ないのか、縄張りが広いのか…)
サトウキビ畑では開けた場所にも出てきますが、人の気配を感じると、そのうち畑の中に隠れていく事が多かったです。本州の子よりも警戒心が強めで、たまにしか開けたところに出てきてくれませんでした…
ただ集落周辺の人慣れしてそうな個体は、比較的開けた場所で活動していました。
会える時期
小浜島でのジョウビタキの観察記録 | |||||
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4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
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10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
ー | ○ | ○ | ○ | △ | ー |
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。) |
ジョウビタキの図鑑情報
図鑑情報 | |
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種名 | ジョウビタキ |
サイズ/体重 | 全長約14cm(翼開長約22cm)/約16g |
英名 | Daurian Redstart |
分類 | スズメ目/ヒタキ科/ジョウビタキ属 |
学名 | Phoenicurus auroreus |
漢字 | 常鶲 |
時期 | 冬鳥。 八ヶ岳周辺など一部の地域では繁殖も確認されている。 |
分布 | チベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で繁殖し、日本、中国南部、インドシナ半島北部で越冬する |
環境 | 平地から山地の林、林縁、農耕地、河畔林、市街地の公園や人家の庭など比較的開けた環境に生息する |
行動 | 雌雄とも1羽で縄張りを持つ。 主に昆虫類やクモ類を採食し、また様々な草木の実も食べる。 春の渡りの時期の日本海側では、つがいになっているものが多い。 渡来直後の頃は縄張り宣言のため、よく鳴く。 また春先にはさえずりに似た弱いぐぜり声で鳴く。 個体数が多い地域では、一定間隔に縄張りを持ったジョウビタキがいる。 |