小浜島に来て、3ヶ月が経ちました

当サイト「小浜島 野鳥図鑑」を作りたくて、小浜島を訪れて6月22日で、滞在3ヶ月目となりました。

5月の後半には、本州に来るものとはレベルが違う台風が来るということで、どんなものかとドキドキしていましたが…

台風2号(マーワー)は予定進路を大きく逸れて、小浜島に直撃とはならず、部屋にいれば台風なんて来てた?状態でした。

夏鳥たちの綺麗なさえずりが響く

それから1週間ほどは晴れの日が続き、リュウキュウキビタキやリュウキュウサンコウチョウ、リュウキュウアカショウビンのさえずりが森に響いていました。

そんな夢のような時間は、あっという間で、6月後半は梅雨がぶり返し、曇りか雨かのどんよりした天気に、カメラを持ち出せない日々が続いていました。

と思ったら、梅雨空に…

天気が悪いと野鳥たちも静かです。

ですが考えを変えて、撮るのは諦めて、晴れた日のために状況把握をしておこうと、天気予報では降水確率80%の日に出かけるなどしました。

小浜島の天気は気まぐれで、雨が降る予報でも1滴も降らなかったり、夕方になるとしっかりめに雨が降ってきたりと…

一度だけ訪れたハワイのような雨の振り方をしています。

これが熱帯地域によくある感じなんでしょうか。

沖縄の夏はアジサシの季節

そんなこんなで、もう雨が降ってもいいやと出かけた6月17日には、エリグロアジサシの求愛給餌を観察することができました。

まだ来てないでしょ?

と確認が遅れてしまったので、6月17日が初観察となったエリグロアジサシ。

5月頃から飛来するようなので、もっと前から来ている可能性は高いです。

それでも6月中旬に、求愛給餌からの交尾までの行動が観察できたので、繁殖行動の初期から立ち会えたかなと感じています。

エリグロアジサシの繁殖する岩場

その後、エリグロアジサシの飛来地を訪れるも、浜辺から近い岩場よりも奥の岩場に移動していました。

たまに、近い岩場にもやってくるのですが、干潮時に人も歩いていける距離なので…

繁殖自体は奥にある岩場で行いそうです。こちらは距離が遠くて、観察も困難。残念。

巣の場所は見つかりません

他にはコノハズクやアオバズク、アカショウビンの子育ても気になるところですが、そもそも巣穴が見つかっていないので、確認しようがありません。

野鳥たちの事を考えれば、巣穴は見つからない方がいいので、偶然発見できたらいいなくらいの気持ちで探していますが…そんな気持ちで見つかるほど野鳥たちの巣場所選びはテキトーじゃないですよね。

ただ7月中には巣立ち雛にも会えるかなと期待しています。

巣穴に関しては、見つかるといいなぐらいで探鳥しつつ…

今後の小浜島での探鳥は?

今後はエリグロアジサシの繁殖と尾羽の長いサンコウチョウのさえずる姿が撮影できればと思っています。

あとは、小浜島でもカンムリワシが繁殖してそうなので、その確かな証拠を見つけられた…

それと、ちょくちょく鳥影だけは見せてくれるズグロミゾゴイのお姿も。

1人の行動力でどれだけの出会いを網羅できるのか…出会いを楽しみつつ4ヶ月目に突入します!

おまけ:風邪ひきました…

こんな記事を書いて、更新しようと6月29日。
また少し記事更新が遅れたなぁと思っていると、なんだか体調が悪い…
10数年ぶりに風邪をひいてしまったみたいです。

離島の生活で、以前のような食生活じゃなくなった栄養不足と
沖縄の慣れない暑さの中の、ほぼ毎日の探鳥
沖縄の長期滞在を支えるリゾートバイトが繁忙期に入って忙しくなったのもあって、

本当に久しぶりに風邪をひいてしまいまいた。

そんなこんなで7月1日は、風邪を引いた状態でスタート。
体のダルさがなかなか抜けず、満足に探鳥もできない日が続きますが…
日に日に良くはなっているので、本調子に戻り次第、またがっつり島を歩き回りたいと思ってます。

おまけ2:小浜島での生活3ヶ月目

基本的な生活は、朝に探鳥→リゾートバイトで仕事→夕方は明日休みなら、夜探鳥→データ編集→朝探鳥→リゾートバイトで…

みたいな感じ。

食事は、社員食堂とほっともっと弁当。

小浜島は離島なので、自炊すると逆に高くなってしまいます。
栄養バランスは気になるので、一応レモン水と石垣島の塩で、ビタミンとミネラルは摂るようにしている感じです。

小浜島は山が低いので、どこまで行っても広い地平線と水平線。
空が広くて、穏やかな気持ちになれます。

たまに石垣島に行くこともあるんですが、コンクリートが多くて、山も高いので…
なんだか凄く圧迫感を感じてしまっていて…

小浜島に帰ってくると、広々とした景色に、ホッとしている自分がいました。

今回はこんな感じで、おしまいです。またお願いします!

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