ハシビロガモは、冬鳥として日本に飛来するカモ目カモ科の鳥類です。
名前の通り幅の広いくちばしが特徴的で、くちばしが凄く目立ちます。
採食行動をする時は、水面をクルクルと回りながら行うので、見かけたらぜひ観察してみてください。
ハシビロガモの画像
ハシビロガモの鳴き声
ハシビロガモのオスは「クェッ」「クスッ」と鳴き、メスは「ガーガー」などと鳴きます。
沖縄「小浜島」でのハシビロガモ
小浜島のハシビロガモは、11月頃から見られます。
ゴルフ場の池や、湿地の水たまりで行動し、遭遇頻度は2日ほど水辺に赴けば1回は会えるかなと言った感じ。
群れではなく、1羽でいるところを見る事が多く、あまり飛来数は多くない印象です。
湿地の水たまりでは、ハシビロガモ同士ではなく、1羽のコガモと採食行動をしていました。
1月•2月は出会いがありませんでしたが、3月には群れでゴルフ場の池で会えた事から、1月•2月でも会える可能性はあったと思います。
会える時期
小浜島でのハシビロガモの観察記録 | |||||
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4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
ー | ー | ー | ー | ー | ー |
10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
ー | ○ | ○ | ? | ? | 群れ |
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。) |
ハシビロガモの図鑑情報
図鑑情報 | |
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種名 | ハシビロガモ |
サイズ/体重 | 全長:オス約51cm、メス約43cm(翼開長約72〜84cm)/約610g |
英名 | Northern Shoveler |
分類 | カモ目/カモ科/マガモ属 |
学名 | Anas clypeata |
漢字 | 嘴広鴨 |
時期 | 冬鳥。 北海道では少数が繁殖。 |
分布 | 北アメリカ大陸やユーラシア大陸の高緯度から中緯度地域で繁殖。 冬にアフリカ大陸北部、北アメリカ大陸南部、ヨーロッパ南部、インド、中華人民共和国南部、日本などで越冬する。 |
環境 | 湖沼、河川、海岸 |
行動 | 渡来直後は沿岸海域に生息する個体も多いが、その後、渡去する頃まで海水域には入らない。 採食は独特で、1、2羽や時には何十羽もの群れで、水面をぐるぐると円を描くように泳ぎまわって渦をつくる。 渦の中心にプランクトンなどを集め、スコップのような形をしたくちばしを左右に振りながら水ごと吸い込み、くちばしにある歯ブラシ状のものでろ過して食べる。 |