インドハッカ

インドハッカは、外来種として本州、四国、九州、南西諸島で確認されているスズメ目ムクドリ科に分類される鳥類です。

本州では繁殖している地域もあり、近年では石垣島でも繁殖例が確認されています。

インドハッカの画像

鉄線にとまるインドハッカの画像
インドハッカは雌雄同色
朝焼けの中で飛翔するインドハッカの画像
飛んでいる時は翼の白斑が目立ちます
採食するインドハッカの画像
地面に降りて採食するインドハッカ

インドハッカの鳴き声

インドハッカは「キュルキュル」「ギッギッギッ…」と様々な地鳴きを行います。

さえずりは、丸みを帯びたコロコロした軽快な声で鳴きます。

沖縄「小浜島」でのインドハッカ

牧場で行動していたインドハッカの画像
小浜島の牧場で会ったインドハッカ

小浜島のインドハッカは、2023年はあまり観察できませんでしたが、2024年は4月頃から見られ始め、6月でも観察されました。

牧場付近や農耕地周辺で見られ、電線にもよくとまっています。
1羽で見られる事もありますが、数羽の群れでも観察できました。

インドハッカは石垣島で留鳥として分布しているので、小浜島でも定着しそうな雰囲気があり、今後の動向を確認したいところです。

会える時期

小浜島でのインドハッカの観察記録
4月5月6月7月8月9月
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

※インドハッカが、小浜島でも留鳥として定着すれば、通年観察できる可能性があります。

インドハッカの図鑑情報

牛の放牧地で採食するインドハッカの画像
図鑑情報
種名インドハッカ
サイズ/体重全長約25cm/約120g
英名Common Myna
分類スズメ目/ムクドリ科/ハッカチョウ属
学名Acridotheres tristis
漢字印度八哥
時期外来種
分布本来の生息地:アフガニスタン、インド、ネパール、ミャンマー、中国南西部、インドシナ

移入地:台湾、日本、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイなど

八重山諸島の個体:台湾で二次的分布の増加した個体が渡ってきていると推測されている
環境牧草地、農耕地、牧場、人家周辺の林など開けた場所
行動石垣島では2005年頃から島内で観察されるようになり、2009年に石垣島内で繁殖が観察された。

その後、少数が定着し繁殖しているが増加している様子は無い。

また渡りで十数羽が渡来する事もある。

小浜島の個体が、石垣島から飛来したものか台湾から飛来したものかは、今後の調査が必要。
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