小浜島に来て、1年が経ちました。

2023年3月22日に小浜島に来て、2024年3月22日…
小浜島滞在歴が1年になりました!

小浜島に行こうと思ったのは、沖縄の野鳥達に会いたかったから。
旅行だと野鳥達の生態系をあまり知れない…
どうせなら沖縄に住んで、1年くらいは野鳥達の生活を追いたいなと思ったんです。

とは言え、1年も沖縄に滞在できる費用がない。
なら、働けばいい!

そこで、リゾートバイト

小浜島の青い海の画像
小浜島の青い海!

働きながら、沖縄に住める素敵な働き方。

派遣会社に登録して、仕事を紹介してもらったら、そこにあった小浜島。
小浜島ってどこ?って思いましたが…

沖縄の離島で、人口も700人程度。

これは静かに野鳥観察ができるんじゃないかと思ったんです。
沖縄本島や宮古島あたりを考えていましたが…

より人の少ない場所へ!

って事で、小浜島にリゾートバイトでやってきました!

小浜島に来て1年…

小浜島に咲いていたプルメリアの画像
南国のお花、プルメリア!

で、1年。
あっという間だったような、意外と長かったような…

毎日、鳥さんの気配を探していると、あっという間だったかな。

リュウキュウアカショウビンがやってきたら、会いに行って…
そしたら、あっという間に渡去の時期に。

タカの渡りも始まって、あれやこれやと寒くなり、小浜島の冬鳥達を知る事もできました。

カンムリワシには小浜島4日目で出会えて、これが南西諸島の生態系か〜と感動。

野鳥観察を始めた時から会いたかったツバメチドリにも会え…感慨深いものもありました。

ただ1年も経つと、小浜島にはあまり鳥さん(種数)がいないなと感じるようになったのも事実・・・
本州のオオルリが恋しくなったりもしています。

まだ1年の鳥種を正確にまとめたわけではありませんが…
小浜島では、約120種くらいの鳥さんには会えたはずです。

それでも越冬しに来ると期待していたアカヒゲは気配すら気づけなかった点など…心残りのある1年でもありました。

小浜島の野鳥事情

小浜島で会えたカンムリワシの画像
カンムリワシには小浜島4日目で会えました!

小浜島にいて1年。

見えてきた小浜島の野鳥事情ですが…

小浜島では滞在する種が少ない印象でした!

120種くらいの鳥さんに出会えたと言いましたが、ざっくり見積もると、その内の半分は1〜数回程度の出会いしかなく、すぐにどこかへ移動してしまう傾向があり…

多くの鳥さんにとって、小浜島は一時の休憩ポイントであり、長期滞在の為に来る場所ではない印象でした。

観察•撮影事情

小浜島で会えたリュウキュウアカショウビンの画像
小浜島にもたくさん飛来していたリュウキュウアカショウビン。会うのは少し難しい…

あと、観察や撮影事情については、なかなか厳しい状況がありました。

小浜島では農耕地が広がり、その奥に茂みや海を遮るように海岸林があり、鳥さんが隠れやすい環境が整っています。

そして、人間が踏み込めない。

開けたところを好む鳥さんでもない限りは、鳥さんとの距離が近くならない点がもどかしかったです。
さらに鳥さんの警戒心が強い個体が多く…

その点においても、鳥さんにとって、小浜島が気の休まる場所というわけではなく、一時の場所という位置付けなのかもと思いました。

小浜島の留鳥も人の生活圏に暮らしている個体以外は警戒心強めの子が多く、小浜島の狭さも関係しているのかもと感じました。

オススメ探鳥ポイント

小浜島で会えたインドクジャクの親子の画像
小浜島にはクジャクも多かった!

小浜島は農耕地や牧草地が主な環境なので、開けた環境が好きなムラサキサギやカンムリワシなどは、他の鳥さんのポイントに移動する際に会える機会があります。

リュウキュウアカショウビンやリュウキュウサンコウチョウ、リュウキュウキビタキに会うなら、なんだかんだ西大岳の遊歩道がオススメだと、1年以上滞在しての意見です。

小浜島での生活は?

生活面

仕事の休みの日は、ほとんど小浜島を歩いて鳥さんを探していましたので、暇だと感じる事は一切ありませんでした。

野鳥観察やマリンスポーツなどの自然を楽しめる趣味を持っていると、小浜島では退屈しらずです。

食事面

小浜島にある食堂「島夢人」の豆腐チャンプルー定食の画像
小浜島民オススメ食堂「島夢人」の豆腐チャンプルー定食。仲良くなった人とたまに外食も!

勤務時は、食堂の昼食1食のみ。
ご飯山盛りを2回おかわりして、1日の食事を済ませてました。

休みの日は、Amazonで買った5kgのパスタをパスタソースで食べていました。
パスタソースはAmazonでもまとめて買えますが、ハチ食品のオンラインショップで買った方が安かったです。【ハチ食品公式オンラインショップ

仕事面

小浜島で見た天の川の画像
小浜島の自然が、いつも癒しでした!

長く働けば働くほど慣れてきて、頼られたりします。
同じ派遣なのに、入ってきたばかりの方々とは任される業務量や期待感が異なります。

にも関わらず、時給は1回しか上がらず…それも業務の内容によって上限を決めているのか、それ以上上がる事もありません。

貢献していたかどうかは置いといて、明らかに貢献度が違ったとしても、派遣は派遣として同じとして見られていました。

なので、自分の為に一生懸命頑張るのはいいとしても、派遣先の為に頑張ろうみたいに思ってしまうと気持ちが折れる瞬間が何度もありました。

業務内容自体は、慣れれば特にどうといった事はなかったです。

これからどうする?

小浜島で会えたヤエヤマオオコウモリの画像
小浜島にも多く見られたヤエヤマオオコウモリ!

リゾートバイトの契約が7月末までと…1年と5ヶ月はいる事が確定しているのですが、契約終了の際は小浜島を去る事となります。

7月末までいれば、もう一度リュウキュウアカショウビンやアジサシ達に会えるし…

まだまだ会ってみたい鳥さんもいて、1年5ヶ月の間に、この「小浜島野鳥図鑑」のサイトもそれなりに充実させる事ができたので…

次はどこに行こう?

小浜島の青い海とバギーの画像
はいむるぶし宿泊者が利用できる小浜島バギーツアー…で使用しているバギー

次の場所には行くには、早くても8月中旬からになると思うので…雪景色も期待できそうな場所でもいいかなと思っています。

一度は会ってみたいライチョウやいっそ北海道まで行ってしまうか…

でも、北海道に行くなら4〜6月の野鳥達の繁殖期に行ってみたい気持ちもあって…

それならライチョウに会いに行こうかなぁ…と、それか関東の方で身近な鳥さんを探すのもいいかもとも…

あとは、求人情報との兼ね合いです。

当サイトの今後

小浜島の海と朝日の画像

小浜島を去ったら、当サイトの更新はほとんど無くなるでしょう。

ただこのサイトを見て、小浜島で探鳥した方が情報をくれたら、随時更新していこうかなと…そんな淡い期待もしたりしています。

ひとまず2023−2024の小浜島の野鳥状況を、このサイトで記録できたので、僕的には満足です。

小浜島に来て1年の感想

小浜島のマングローブ、ヤエヤマヒルギの画像
木に種子をつけたまま発芽するヤエヤマヒルギ!

僕は南の島の野鳥に会いたいが為に、小浜島に来ましたが…そんな人はほとんどいないでしょう。

小浜島は本当に何もなくて、少し歩けば遠くに青い海が見れて、まさに南の島って雰囲気が溢れ出ています!しかもリゾートホテルがあるので、滞在中も快適な生活が送れる環境が整っていて…

何もないを楽しむなら、小浜島はとてもいい島だと感じました。

来るならやっぱり夏ですね!

小浜島の朝日と牧草地の画像

5月〜9月なら、早朝にリュウキュウアカショウビンの鳴き声が聞こえてきて…神秘的な朝を迎えられます!

リゾートホテルなら、「星野リゾート リゾナーレ小浜島」か「はいむるぶし」が定番です。
少しでも安く済ませたいなら、小浜島にはいくつか民宿もあるので、ご検討ください。

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10月頃から小浜島も朝晩はひんやりしてくるので…南の島の雰囲気を感じるなら9月までに訪れてほしいです。(冬の悪天候も南の島といえば南の島なんでしょうけど…)

そんなわけで、小浜島滞在が1年になりました。
このサイトに辿り着いてくれた皆さん、島で出会えた皆さん、ありがとうございます!

小浜島滞在はもうちょっとだけ続きますので、引き続きよろしくお願いいたします!

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