アカハラ

アカハラは、夏鳥や冬鳥として飛来するスズメ目ヒタキ科の鳥類です。

本州中部の高原を代表する鳥さんで、朝早くに綺麗なさえずりを聞かせてくれます。
八重山諸島では冬鳥で、毎年やってくる数に増減があります。

アカハラの画像

木の枝にとまって鳴くアカハラ

アカハラの鳴き声

アカハラは「キョロン キョロン ツリィー」とさえずり、普段は「ツィー」や「チィー」と聞こえる声で鳴きます。

他には「キョッ キョッ」などと鳴く事もあります。

アカハラの地鳴き「ツィー/チィー」

沖縄「小浜島」でのアカハラ

正面を向いて鳴くアカハラ

小浜島のアカハラは、林周辺で活動しているようです。
と言うのも、早朝に林から林へ「チィー」と鳴きながら飛んでいくツグミ大の鳥さんを何度も見かけていて…
シロハラかアカハラか…ツグミか…と思っていました。

そんな中のある朝、チョウセンウグイスと思われるウグイスがぐぜっているのを何とか撮影できないかと、草の隙間を探していたら…右上方から鳥影が飛び出してきたんです。

日が昇り始めの暗い状況でしたが…カメラ越しに見える赤い胸!
アカハラだ!と、この時に今までずっとチィーと鳴いていたのは、アカハラだったんじゃないかという可能性が高まったわけです。

そんな出会いが1回会っただけで、林の中で活動していて姿を見せてくれない小浜島のアカハラでした。
会える機会がある時期は12月〜5月前後だと思われます。ツグミやシロハラも同じ時期くらいに会えたので…

会える時期

小浜島でのアカハラの観察記録
4月5月6月7月8月9月
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

アカハラの図鑑情報

左向きで鳴くアカハラ
図鑑情報
種名アカハラ
サイズ/体重全長約24cm(翼開長約37cm)/約70g
英名Brown-headed Thrush
分類スズメ目/ヒタキ科/ツグミ属
学名Turdus chrysolaus
漢字赤腹
時期北海道から本州中部:夏鳥(一部留鳥)
※冬は平地で越冬する事もある
八重山諸島:冬鳥
分布日本全国。
中国東北部からロシア沿海地方にかけて繁殖し、日本や朝鮮半島、中国で越冬する。
環境繁殖期:平地から亜高山帯の森林、平地(北海道や東北の一部)
越冬期:平地の林、公園など
行動繁殖期以外は1羽で生活しているものが多い。
秋の渡り期には小群。

地上を数歩跳ね歩いては立ち止まり、この動作を繰り返し、落ち葉をかき分けたり、土をほじって昆虫類の幼虫やミミズなどを採食する。

秋には草木の実もよく食べる。

八重山諸島では冬鳥で、年によって渡来数が大きく変わる。

アカハラの動画

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