リュウキュウツミ

リュウキュウツミは、八重山諸島で1年中生息しているタカ目タカ科の鳥類です。

亜種にツミがいて、亜種ツミは夏鳥または留鳥として日本で繁殖しています。
リュウキュウツミはツミよりも羽色が濃く、体下面の横斑も褐色味をおびていて濃いとされています。
またリュウキュウツミのオスは虹彩はオレンジ色で、ツミのオスの暗赤色とは異なります。

リュウキュウツミの画像

リュウキュウツミのオスの画像
リュウキュウツミのオス。亜種ツミの暗赤色の目と違って、オレンジ色の目をしています
リュウキュウツミのメスの画像
リュウキュウツミのメス。目が黄色なのは亜種ツミと共通

リュウキュウツミの鳴き声

リュウキュウツミは「キィー キッキッキッ」または「ピョー ピョピョピョ」と尻下がりに甲高く鳴きます。

林から聞こえてきた鳴き声

沖縄「小浜島」でのリュウキュウツミ

こちらを見るリュウキュウツミの画像

小浜島のリュウキュウツミは留鳥として、島で生活していると思われますが、出会いは少なめです。

定期的にリュウキュウツミらしき鳥影を見かけはするものの…しっかりとリュウキュウツミと確認できた出会いは半年以上観察して3回ほどしかありませんでした。

それでも定期的に気配はあるので、タイミングさえあえば、まだ出会える方の鳥さんだと思われます。

繁殖期には、リュウキュウツミの鳴き声も聞こえてくるので、リュウキュウツミとの出会いを期待するなら5〜7月あたりに探鳥するといいですね。リュウキュウアカショウビンもたくさん飛来していますので。

林の中を行動しているようなので、出会う時は木が多い場所が近くにあるリュウキュウツミ。
一定の縄張りがあるのか、大体決まった場所で会えるので、ちゃんと見定めればもう少し出会いが増えるのではと思います。

会える時期

小浜島でのリュウキュウツミの観察記録
4月5月6月7月8月9月
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

リュウキュウツミの図鑑情報

後ろを振り返るリュウキュウツミの画像
図鑑情報
種名リュウキュウツミ
全長/体重全長:オス約27cm、メス約30cm(翼開長約51〜63cm)/約95〜140g
英名Ryukyu Japanese Sparrowhawk
分類タカ目/タカ科/ハイタカ属
学名Accipiter gularis iwasakii
漢字琉球雀鷹
時期留鳥。
亜種ツミは夏鳥または留鳥として本州以北で繁殖し、四国、九州、南西諸島では越冬するか通過する。また奄美諸島、沖縄諸島で留鳥として分布する個体群もある。(リュウキュウツミではないとされている)
分布八重山諸島(日本固有亜種)
環境平地から山地の林、市街地の公園の林など
行動主に小鳥類をとり、昆虫類などもとる。

1羽で行動する事が多い。

林の中で活動し、あまり姿を現さないが、電線にとまっている事もある。

リュウキュウツミの動画

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