スズメ

スズメは、スズメ目スズメ科に分類される鳥類で、人の生活圏を利用する身近な鳥さんです。
南西諸島でも身近な鳥類として、牧場やホテルの敷地内、集落などで生活しています。

スズメはヨーロッパでも生息していますが、英名でTree Sparrowと言うように、森林や農耕地帯で見られます。(都市部ではイエスズメなどの別のスズメが生息している)

スズメの画像

電線にとまる2羽のスズメ
電線にとまる2羽のスズメ(撮影時期:5月中旬)
巣材を集めているスズメ
巣材を集めるスズメ(撮影時期:3月下旬)

スズメの鳴き声

「チュン」や「ジジッ」「チュチュ」などと鳴く。
特に早朝で群れで鳴き交わし、賑やか。

チュンチュン、ジジッ

群れの鳴き交わし

チュン、ピチュ

沖縄「小浜島」でのスズメ

小浜島にもスズメは生息していて、農耕地や牧場、集落、ホテルの敷地内で会うことができます。

田んぼに群れるたくさんのスズメ…といった景色はなく、10羽以下ほどの群れで行動していることが多いです。

ホテルの敷地内では、宿泊棟の赤瓦の割れ目に巣を作り、子育てをしている様子も観察できます。
一方、農耕地では電線の隙間を利用して繁殖、本州のスズメと大きく変わった生態はないと思われます。

ただ鳴き声だけは、本州のスズメに比べると、微妙な違いを感じることがあります。(要検証)

会える時期

小浜島でのスズメの観察記録
4月5月6月7月8月9月
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

スズメの図鑑情報

図鑑情報
種名スズメ
サイズ/体重全長14cm/24g
英名Eurasian Tree Sparrow
分類スズメ目/スズメ科/スズメ属
学名Passer montanus
漢字
時期留鳥または漂鳥。
分布ほぼ日本全国で見られる。
小笠原諸島など一部の離島では見られない。
世界分布は、ポルトガルから日本までのユーラシア大陸の広い範囲で見られる。ただインドではあまり見られない。
環境市街地から山地の人家のあるところ、農耕地、河原など
行動繁殖期以外は群れで生活するものが多い。
樹上や地上で昆虫類、草木の種子などを採食する。
人間が住み始めた集落にはスズメが居着き、逆に人間が離れ集落が無人になるとスズメも見られなくなる傾向がある。
電柱の隙間や屋根瓦の隙間などに巣を作り、4〜8個の卵を産む。雌雄が抱卵し10〜14日で孵化する。ヒナは14〜18日で巣立つ。
今年生まれた幼鳥や若い個体は、くちばしの基部が黄色いが、成鳥でも黄色が残っている個体もいる。

スズメの動画

https://youtu.be/pWSwoaiO5dk
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