ハクセキレイ

ハクセキレイは、北海道から九州に留鳥または漂鳥として分布するスズメ目セキレイ科の鳥類です。

尾羽を振りながら歩く姿が印象的な白黒の鳥さんで、市街地でもよく見られます。

複数の亜種が飛来し、小浜島でも亜種の飛来を観察できました。

ハクセキレイの画像

小浜島の海人公園の芝生に飛来したハクセキレイ
目を通る黒い羽が見られるのが基本のハクセキレイ。この子は羽がボサボサなので生え変わりの途中かも
放牧地に飛来したホオジロハクセキレイ
頬が白い亜種ホオジロハクセキレイ。顔が少しクリーム色の特徴は幼羽なので、その年生まれの子かも
集落内で行動していたホオジロハクセキレイ
頬が少し黒いホオジロハクセキレイ?交雑種の可能性があります

ハクセキレイの鳴き声

ハクセキレイは「チュチュン チュチュン」と澄んだ声で鳴く。

沖縄「小浜島」でのハクセキレイ

アスファルトの道で胸を張るホオジロハクセキレイ
集落内で観察できたホオジロハクセキレイ(交雑種の可能性あり)

小浜島のハクセキレイは、冬鳥として飛来します。
牧場や農耕地、海人公園の芝生などで見られ、亜種が飛来する事もあります。

小浜島で確認できたハクセキレイは、亜種ハクセキレイ、亜種ホオジロハクセキレイの2種でした。

出会いの頻度はまばらで、本州のハクセキレイのようにほぼ毎日会えるほど飛来はしませんし、島の至る所で見られる事もありませんでした。

ただ集落内でも観察できたので、集落内を毎日歩いていると出会いの頻度は多かったかもしれません…(野鳥撮影時に集落内を歩き回る事をほとんどしなかったので)

会える時期

小浜島でのハクセキレイの観察記録
4月5月6月7月8月9月
ペア
10月11月12月1月2月3月
◎:ほぼ毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。)

ハクセキレイの図鑑情報

図鑑情報
種名ハクセキレイ
サイズ/体重全長約21cm(翼開長約30cm)/約24g
英名White Wagtail
分類スズメ目/セキレイ科/セキレイ属
学名Motacilla alba
漢字白鶺鴒
時期留鳥または漂鳥。
南西諸島では冬鳥。
分布中華人民共和国、日本、アムール地方、朝鮮半島に分布する。
環境平地から山地の海岸、河口、河川、農耕地、都市部の公園、人家周辺、山間部の集落など
行動繁殖期以外は1羽で生活し、食べ物の多い場所には何羽も集まる事がある。

常に尾羽を上下に振りながら歩く。

地上にいる昆虫類や水中の水生昆虫類を採食し、ときどき飛んでいる昆虫類も空中採食する。
やや長距離を飛ぶ時は波状飛行になる。

工場や橋など建造物の棚や街路樹などを集団ねぐらにする。

ハクセキレイの動画

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