
小浜島のセイタカシギは、小浜島の数少ない水田に2〜4羽の小群で飛来していました。
小浜島は牧草地とサトウキビ畑が多く、水田は島の中央に位置する集落近くに少しだけあるだけなので、田んぼに水が入っている状態なら会える確率は高めです。
セイタカシギの画像






セイタカシギの鳴き声
「ケッ」と1音で鳴いたり、連続して「ケッ、ケッ、ケッ」と続けて鳴いたりします。
繁殖期には飛翔しながら鳴くディスプレイもします。
別個体を追いかけている時の鳴き声
沖縄「小浜島」でのセイタカシギ
小浜島では春と秋の渡りの時期にセイタカシギに会える傾向があります。
ですが、それも田んぼの稼働率によって変動していて、2023年の4月•5月は田んぼに水が張られていた為、出会いは多めでした。
秋の渡りの時期は、小浜島では田んぼに背の高い雑草が生え放題で茂みになり、セイタカシギとの出会いも多くありません。ゴルフ場などのため池で、たまに会える程度になっています。
近くの石垣島には田んぼが広がる地域があって、そこにはたくさんのセイタカシギが過ごしているのを確認しています。
会える時期
小浜島でのセイタカシギの観察記録 | |||||
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4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
○ | ○ | ー | ー | ー | △ |
10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
△ | |||||
◎:毎日会える|○:数日おきに会える|△:数回しか会えない|ー:会えない|ペア:つがいで確認|若:若鳥確認|雛:雛確認|抱:抱卵確認|鳴:声はするけど姿は見えず(1人での調査記録となります。空欄項目は未調査期間。随時更新予定です。) |
セイタカシギの図鑑情報
図鑑情報 | |
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種名 | セイタカシギ |
サイズ/体重 | 約37㎝(翼開長67〜83㎝)/脚の長さは付け根から指先まで約25 cm/約160g |
英名 | Black-winged Stilt |
分類 | チドリ目/セイタカシギ科 |
学名 | Himantopus himantopus |
漢字 | 丈高鷸 |
時期 | 旅鳥または留鳥 |
分布 | 汎世界的に分布。 →アフリカ大陸中南部、ユーラシア大陸南部、インド、東南アジア、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸南部、南アメリカ大陸にかけて不連続に繁殖分布する。 オーストラリアに分布する亜種オーストラリアセイタカシギ(H.h.leucocephalus)は、独立種として扱われることもある。 日本では全国的に観察される旅鳥だったが、1975年に初めて愛知県で繁殖が確認され、その後、千葉県、東京都、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、鹿児島県、沖縄県など局地的に繁殖記録があり、一部で留鳥化している。 |
環境 | 干潟、河口、海岸に近い湖沼、池、河川、水田、湿地など |
行動 | ふつうは群れで行動し、浅い水の中に入って、魚類、甲殻類、昆虫類の幼虫などをとる。 地域によっては留鳥だが、短距離•長距離の移動も行い、フランスからギニアビサウまで4200kmも長距離移動した例がある。また移動時にヒマラヤの標高3500m地点で観察された記録がある。 |